今流行りのタピオカ、王道のタピオカミルクティーは、町を歩けば必ず飲んでる人を見かけます。タピオカのお店はいつも行列になっています。
タピオカミルクティーのキャンディーも発売されています。そもそもタピオカとは何なんでしょうか?
何からできていて、なんであんなに美味しいのでしょう。見た目は飲み物に入っているとはいえあまり美味しそうな感じにはみえません。今は、美味しいと知っているので、美味しそうにみえます。
「タピオカってなあに?何からできてるの?」と聞かれて答えられる人は数少ないと思います。
また、何故タピオカと呼ばれるようになったのか、何から出来ているのか気になって色々と調べまてみました。
タピオカという名前は、イモの製造方法
キャッサバ
タピオカのあのモチモチ感は、キャッサバと言われる植物の根っこから出来ています。日本には馴染みがない植物です。
学名は「キントラノオ目トウダイグサ科イモノキ属」根茎に多くのデンプンを含みます。毒性があるので食用にする為には、毒抜き処理が必要になります。
まさか、あんなに美味しい食べ物に毒性が、あったとは驚きです。フグのように、美味しいからこそ毒性があるのかも知れないです。
南米、ブラジルが原産国になります。下の写真がキャッサバの根茎の部分「芋」になります。この部分にデンプンが多く含まれています。
キャッサバがタピオカ変身するまで
タピオカは、キャッサバのタデンプンを利用して作られています。キャッサバのデンプンを水と合わせて加熱し、のり状にしてから容器にいれ雪だるま式に、まあるくして乾燥させた物です。はこの時点ではタピオカパール、スターチボールと呼ばれます。
https://search.rakuten.co.jp 引用
皆さんが知っているタピオカにだんだん見た目が近づいてきました。キャッサバをタピオカパールに製造する方法を「tipi’o’ka」トゥピオカと発音します。
ブラジルの先住民のトゥピ語が語源なっていて、トゥピオカの発音から今の「タピオカ」という名前になりました。
キャッサバの製造方法の発音がタピオカの語源だった事、ブラジルの先住民時代から、タピオカパールを製造していた事、タピオカには古くからの歴史がありました。
タピオカ、からアレルギー反応
タピオカの色と言えば黒が一番多いです。タピオカミルクティーに入っているのは、黒いタピオカです。
タピオカ元々は白い色で、白と黒のタピオカで食感が違うらしいです。白いタピオカは主にココナッツプリンなどに入っている事が多いきがします。
黒いのは、黒糖で色を付けているという説もありますが、実は、タピオカの製造途中に、コカ・コーラに使用しているカラメルと同じカラメルを使用して、黒い色にしているそうです。
黒いタピオカ気を付けなければいけない事もあります。黒い色を付けるとき、カラメルだと少し薄い色になってしまうので、色を濃く出す為にイカスミの色素を使う物もあるそうです。
甲殻(軟体)アレルギーがある方は必ずお店で購入する場合、原材料表示やアレルギー表示を見てから買って下さい。
これは、こないだ日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」でも取り上げられていました。
甲殻アレルギーの女性が毎日タピオカをコンビニで購入して飲むのを毎日の楽しみにしていたところ、アレルギー反応が出ているのに何で出ているのか分からず悩むエピソードです。
ある日デスクに置いてあるタピオカの容器をみると「イカスミ」と書かれていました。その後、彼女はタピオカを買う時は必ずアレルギー確認をする事にしたそうです。
まさか、そこにアレルギー物質が含まれているとは、思わないですよね。私もビックリしました。私はアレルギーではないですが、家族や友達に甲殻アレルギーを持つ人がいるので、気を付けてと声をかけました。
勿論、教えられた人も「そうなの!」とビックリしていました。全部の黒いタピオカにイカスミが使われているわけではありません。
アレルギーを持つ方は、必ず原材料表示やアレルギー物質を確認してから購入してください。
今のタピオカブームは、第3ブーム
現在、大流行中真っ只中のタピオですが、過去にタピオカは何度もブームになりました。
私もタピオカのお店に行列ができているのをテレビで見て、「また流行ってるの?」と思いました。
第1次ブームは、1990年頃のは半透明のような感じで、ココナッツミルクに入っていました。
https://middle-edge.jp/articles/I0002531 引用
今のタピオカより、タピオカパールを煮戻して入れているので、粒が小さいですが、食べた時の食感とココナッツミルクにハマる人が続出しました。
今のタピオカほど、モチモチ感は少ないですが、初めてですから、衝撃的に美味しかったです。
第2次ブームは2008年頃から、タピオカミルクティーが横浜中華街で売られていました。今のように専門店はなく、お土産屋さんの前などに、屋台ぽっい感じで売っていました。
第1次の時とは違い、太いストローで飲むのが新鮮で、横浜中華街でタピオカミルクティーを持って歩いている人が多かったです。
この頃から白いタピオカから黒いタピオカになりました。この頃と今のタピオカミルクティーに差はありません。
タピオカミルクティーは、台湾のお茶の名店「春水堂(チェンスイタン)」が初めてタピオカティーを作り台湾で人気が出たと言われています。
https://chunshuitang.com.tw/ 引用
2013年に「春水堂(チェンスイタン)」が代官山に第1号店をオープンしました。
写真は、台湾の第1号店で大人気です。台湾では45店舗を展開、日本でも、東京・埼玉・神奈川・大阪・兵庫・広島の全12店舗を展開しています。
ここから加速をつけてタピオカミルクティーは、第2次ブームを知らない女子高生や若者の好奇心をくすぐります。
横浜中華街ではなく、代官山に1号店が出店した所も良かったです。代官山=オシャレな町、オシャレなカフェが多い要素が、タピオカミルクティーに高級感とオシャレなイメージがつきました。
インスタの普及もあり、瞬く間にタピオカミルクティーは、アイドル的飲み物になり、不動の人気を獲得しました。
ま と め
- タピオカはキャッサバと言われる芋根のデンプンから出来ている
- 「タピオカ」名前は製造方法の名前だった。
- 黒いタピオカには、イカスミを使われている物もあり、甲殻アレルギーの方には、注意が必要
- 今のタピオカブームは3回目
タピオカは、知れば知るほど奥が深い食べ物だからこそ、第3次ブームを巻き起こせたのではないかと、思います。
「タピオカってダイエットにもいいらしいよ、お腹がふくれるから満腹感が出るんだって」と友人が言うので、家で簡単にタピオカミルクティーは作れないものかと、レシピを検索すると、タピオカを使ったレシピが沢山出て来ます。そこで、私は朝食と夕食をタピオカに置き換えてみました。そしたら、2日で3㎏も体重が減りました。気になった方はこちらをクリックしてみて下さい。
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