長期のダイエットをすると必ずと言っていいほどぶち当たる体重が減らない期間。
この期間を「停滞期」といい、この期間が長ければ長いほど頑張る気が失せてダイエットをやめてしまう人が多いのではないでしょうか。
何故そんな、望んでもいない期間が来てしまうのか。
それには体の中の‟ホメオスタシス”という機能が関係しています。
月曜断食にもやはり停滞期はやってきてしまいます。しかし、せっかく体重が減ったのに、そこでやめてしまっては勿体ない。
理由が分かれば、停滞期でモチベーションを下げずに過ごせるかもしれません!
理由を知って、しっかり対策を取りましょう!安心してください。停滞期の先にはまた体重が減り出す時がやって来ます。
どうか諦めないで!まず、これを見て知って欲しい!
目次
月曜断食のやり方は合ってる?
月曜断食には決められたサイクルがありますね。そのサイクル、慣れてくると自分なりのやり方にする方が多いです。
厳しすぎても良くないのですが、緩すぎても良くありません。
一度見直してみましょう。
月曜断食のサイクル
既に分かっている方が多いとは思うのですが、おさらいです。
月曜日(不食の日)
月曜断食、唯一の断食の日です。水を1日1.5〜2リットルは飲むようにしましょう。
火曜日〜金曜日(良食の日)
不食で体の機能が整ったことで、より体に良いものを蓄える『体が喜ぶものを食べる日』です。
- 朝食…果物、ヨーグルト
- 昼食…おかずのみ(肉・魚・野菜、なんでもOK)
- 夕食…おかずのみ(野菜類のみ)
このような内容のものを取り入れると効果的と言われています。
土曜日・日曜日(美食の日)
3食、何を食べてもOK。5日間頑張ったご褒美のような日ですね。
いかがでしたか?やっていたサイクルに間違いはなかったでしょうか?
では、下記の3つの項目に当てはまるかもチェックしてみてください。
- ①間食をし過ぎていませんか?
甘いものが好きな方、食べたいのは良く分かりますが、毎日はダメです。
初めの時は断食するだけで体重が減り、「なんだ、おやつを食べても減るじゃん」と思うかもしれません。
しかし、体が慣れてくるとおやつ分のカロリーがかなり余分です。
美食の日まで待てなければ、毎日ではなく、週2回などに留めましょう。
また、15時とかに食べるのではなく、胃腸が活発に動く昼食の時に取り入れましょう。
- ②アルコールを取り過ぎていませんか?
月曜断食は、不食の日以外はアルコールOKと言われているので、アルコール好きの方にも始めやすいものだと思います。
しかし、毎日飲み過ぎては意味がないので程度を守りましょう。
缶類のアルコールなら1缶。ワイン・焼酎など、コップに移すものならグラス1〜2杯。
ビール、日本酒は飲む炭水化物なので良食の日は控えることもお忘れなく。
- ③食べる量が多過ぎていませんか?
月曜断食での食べる量の目安は『こぶし2つ分』と言われています。
それは人間の胃袋が大体こぶし2つ分だからです。胃袋は食べた分膨らむので、ここを抑えられるから自分次第です。
振り返ってみて、「あっ、食べ過ぎてたかな?」と思う方は、食べる量を見直してみましょう。
いかがですか?当てはまる項目があれば今後気を付けましょう。
「これらのことを守っていたのに体重が減らない」という方は、やはり『停滞期』に突入している可能性が高いです!
では、停滞期とはどのようなものなのでしょうか。
体重が減らない停滞期のメカニズム
月曜断食は即効性がある為、1~2週間で体重がスルスル落ちたのではないでしょうか?
体重が落ちている期間は楽しく続けられますが、何週間も体重が減らなくなってくると「もう減らないのかな?」「もうやめようかな」という気持ちになってしまいますよね。
でも停滞期が来たという事は、あなたの身体は正常だと言う事。それはなぜか?
では、停滞期が起こるメカニズムを説明いたします。
身体の防御反応
冒頭で、「停滞期には‟ホメオスタシス”という機能が関係している」とお話ししましたね。
そのホメオスタシスとは、‟人間を飢えから守るために備わっている機能”で、食事制限などでカロリー摂取が少ない時期が続くと、身体を守るために体重の減少を抑えようと働くものです。
このホメオスタシスによって、食事によるエネルギーの吸収率が上がります。その反面、基礎代謝や運動によるエネルギーの消費は少なくなるのです。
簡単に言うと身体が勝手に省エネモードに切り替わってしまった訳です。
吸収率は上がるのに消費が少ない。と言う事はむしろ停滞期に体重が増えてしまう可能性もあります。
「余計なことを…」と思うかもしれませんが、ホメオスタシスは生命維持のため身体にとって必要なものです。
残念ながら、うまく付き合っていくしかありません。
始まる時期が分かる?
実は、ホメオスタシスが働きやすくなる時期があります。それは、1か月で体重が5%減ったときです。
例えば、1か月の間に50kgの人の場合は2.5kg減ったら。60kgの人の場合は3kg減ったらというような感じです。
このように、ダイエットを始める前に計算しておくと「そろそろ停滞期だな」と心構えが出来るのではないでしょうか。
どのくらい続くの?
停滞期の期間がどのくらい続くのか、分かっていれば停滞期とも付き合いやすくなるはずですね。
この期間は人それぞれですが、大体2週間から1か月ほど続きます。長いと感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし、この期間もダイエットを続けていれば、ホメオスタシスの効果も薄れてまた体重が減りだしますよ。
ダイエットが続かないという人は、この停滞期を乗り越えられないからかもしれません。
自分が停滞期に入っているとは知らず、「このダイエット方法は効かない」「自分は痩せにくいから」という諦めの原因になっているのでしょう。
しかし、乗り越えれば体重減少が期待できることを忘れないでいただきたいです。停滞期こそ頑張り時なのです。
これで停滞期を乗り切ろう!
『停滞期は必ず来るもの』まずそこは割り切ってしまいましょう。
体重減少を一旦あきらめる
思いのほか体重が減ってきていた分、何日たっても体重が変わらないと辛いものがありますね。
しかしここはもう「しょうがない」と諦めてしまうのも大事です。ダイエットを諦めるのではありません。体重が減ることを諦めるのです。
月曜断食のサイクルは守りつつ、この際、体重計に乗ることを辞めてしまうのもいいかもしれません。
「また減らない」「こんなに頑張ってるのに」なんて体重計に乗るたびイライラしてしまうより、気持ちがスッキリしますよ。
毎日していた体重測定を、‟不食の日が明けた朝だけにする”など、1週間で1番体重が少ないであろう時にだけ測るのもいいかと思います。
この時期はむしろ維持を楽しみましょう。
別のところからアプローチをする
食生活はそのままで、別のところから身体へアプローチしてみるのもいいかと思います。
- 有酸素運動を始めてみる
筋トレをして筋肉をつけるのではなく、有酸素運動で体を引き締めることをお勧めします。
有酸素運動にあげられるものと言えば、
- ジョギング
- ウォーキング
- スイミング
- サイクリング
- ヨガ
などです。体重は減らなくても見た目のシルエットが変わってきたらモチベーション維持に繋がるかと思います。
気分のリフレッシュにもなりますね。
こんな工夫をしているうちに、いつの間にか停滞期から脱出してまた体重が減りだします。
停滞期が必ず来るものなら、楽しんだもの勝ちですね。
停滞期が終わったら‟維持メニュー”に変えよう!
停滞期とは自分の体重の5%が減ったらやってくるとお話ししましたが、月曜断食では早くもその時期に突入する方が多いかと思います。
停滞期を乗り切った暁には再び体重が減りだします。皆さん、きっと目標を立ててダイエットをしていることでしょう。
自分の目標体重になったのなら、そこで月曜断食を終わるのではなく、リバウンドしない‟維持メニュー”にサイクルを変えることをお勧めします。
それでは変更内容です。
不食の日、美食の日は何にも変わりません。良食の日に変更があります。
- 朝食…果物、ヨーグルト
- 昼食…何食べてもOK
- 夕食…おかずのみ(肉・魚・野菜なんでもOK)
以前のメニューよりも食べていいものが増えて、制限が少なくなりますね。
月曜断食で痩せやすい体質に変わっていますので、この維持メニューを心がければとリバウンドせず体重維持ができること間違いなしです。
まとめ
- 月曜断食は、厳し過ぎても緩すぎてもダメ
- 月曜断食のサイクルを見返してみよう
- 停滞期とは、生命維持のために必要な防御反応
- 停滞期中の体重減少は諦めて、別のところからアプローチしてみよう
- 停滞期を乗り越え、目標達成したら‟月曜断食維持メニュー”に変えよう
いかがでしたか?体重が減らなくて悩んでいた方、それはきっと停滞期のせいで、あなたのせいではないですよ。
もし今、停滞期という壁にぶつかっているのなら、その壁はいつか開く扉だと思いましょう。
停滞期を乗り越え、扉が開いた先にはもっともっときれいな自分になれるチャンスがやってきます。
どうか諦めないで、この際楽しく乗り切ってしまいましょう。
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