今の世の中は本当にいろいろなダイエット方法がありますよね。
いったい毎年いくつずつ増えているんだってくらい「〇〇ダイエット」というものがどんどん増えていきます。
中には「りんごダイエット」や「水だけダイエット」といった単体ダイエットがあります。
こういったダイエットは体重の減りは早いという利点がありながらも、体を壊す危険性があります。
その時痩せてもすぐリバウンドしてしまうという欠点があるのです。
やはり痩せるなら健康に痩せた方がいいに決まっています!
ダイエットは人それぞれ好みもありますし、体に合う合わないということもあるでしょう。
私が今回お伝えするダイエットもきっと好みがあると思います。
ですが、数多くのダイエット方法の一つとして、こんなものもあるということが分かっていただければ損はないと思います。
その名は‟ローヴィーガンダイエット”です。聞いたことありますか?海外のダイエットに興味をお持ちの方はきっと耳にしたことがあるはず。
聞いたことがあるけどいまいち分からない方。教えちゃいます!実践しようと思っているけどどう始めればいいのか分からない方にも必見です。
これを見て、また一つダイエット方法の知識を増やしちゃってください。
目次
ローヴィーガンの意味って何だろう?
英語で書くと『Row Vegan』。日本語に訳すとRow=生。Vegan=菜食主義。といった意味です。
菜食主義ということは、肉・魚を一切食べないといいうことで、なおかつ生の植物しか食べない食生活を意味します。
生のものしか食べない食生活の種類は他にもあって、‟ローフディズム”や‟ローフードダイエット”と呼ばれるものもあります。
こちらも「生」という意味の「ロー」がつく仲間で、お刺身などの生魚や、ユッケなどの生肉、生卵などの食材を食べても大丈夫です。
これらと違って生の肉・魚・卵も一切食べない、生の植物に限定した食生活を送るのが『ローヴィーガン』なのです。
ローヴィーガンってベジタリアンってこと?
植物を食べる=ベジタリアンってこと?と思う方もいるかと思います。しかしこの2つには大きな違いがあるのです。
皆さんそもそも、ベジタリアンの意味はご存じですか?私はただ単なる「野菜が好きな人」という認識でした。
でも本当は肉と魚などの動物性食品をとらず、野菜・イモ類・豆類などの植物性食品を中心にとる人のことで、
動物性食品をとらない以外は、通常の人の食事と何も変わりがないのがベジタリアンです。
皆さん、もしかして自分が野菜好きだからと言って「私ベジタリアンなんだー」なんて話したことはありませんか?
私はありました。友達が「うちの子野菜が好きなんだ」と言った時に「へー、ベジタリアンなんだねー」なんて言ったことがあります。
日常で何気なく使っていましたが、実際意味を知ると使い方が間違っていたんだなってことがあるものですね。
そんなベジタリアンと違ってローヴィーガンは牛乳・卵・ハチミツも食べません。
ローヴィーガンの方が食べられる種類が少ないということになります。
こういったところがローヴィーガンとベジタリアンの違いなのです。
では、ローヴィーガンの人たちは何を食べるのでしょうか。
ローヴィーガンって野菜しか食べちゃダメ?
先ほど「肉・魚は食べない」と言いました。しかし、だからと言って「野菜しかダメ」というわけではありませんよ。
基本的に生の野菜・果物・ナッツなど、生のまま食べても毒性のないものを食べます。生の食べ物を「ローフード」と言って、このようなものがあります。
- 果物、生で食べることができる野菜
- 低温処理のドライフルーツや海草
- 納豆や生味噌、生醤油(一旦加熱してありますが、その後も発酵を続けるので ローフード)
- 糠づけや海苔
- 梅干
- 生ナッツ
- スプラウト(発芽させた豆や種、穀類)
生の野菜や果物と言ったらサラダを想像する方が多いでしょう。しかし違うんです。
ちゃんと調理方法もいろいろあって、ミキサーで細かくしたり、野菜を細く切って麺のようにしたりと様々な工夫を施して食べているようです。
しかも生といっても48度までなら加熱調理してもいいんです。ローフード料理にはこんなものがあります。
ヘルシーで美味しそうですね。ボリュームもあるので満足できそうです。
ローヴィーガンダイエットにこんなメリットが!
実際ダイエットとしてメリットはあるのか!これはすごく気になるところですよね。
生の食材を口にするということでどのような体への変化があるのでしょうか。
食品添加物の摂取量が減る
ほぼ加工しないということは、加工した食品に入っている保存料や化学調味料の摂取が大幅に減るということになります。
美容効果
くだものをよく食べることで、果物に多く含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質を多く取り入れることにつながります。
抗酸化物質にはアンチエイジング効果があるといわれているので美容効果が期待できるということです。
代謝が良くなる
生の野菜や果物は自己消化するため、体内の消化酵素はあまり必要としません。
そうすると、肉などの代謝に働かなくてよくなる分、代謝酵素が十分に動き、盛んになります。
このことで毒素排出が盛んになり、体調改善や健康につながるのです。
カロリーを抑えられる
野菜や果物は、そもそもグラム当たりのカロリーが少ないうえに加熱をしないため、カロリーをオーバーするほどの摂取は大変です。
また、生の野菜や果物は咀嚼に時間がかかるので、通常の食事より早く満足感を感じやすいというメリットがあります。
動物性脂肪が原因の病気予防
日本人の死因上位である心疾患や脳血管疾患は、肉などが含む動物性脂肪の摂取が大きく関連しています。
肉類を食べないということにより、予防にも繋がるでしょう。
覚えていてほしいデメリット!
やはり肉・魚を食べないということは栄養も偏るのも事実!こんな注意点があることを覚えていてほしいです。
食べられるものが少ない
ずっと家で食事をするわけにもいきませんよね。外食であったり、コンビニで軽食を買ったりすることは生きていく限り必ずあるもの。
今ではヴィーガンの方向けの‟ヴィーガンレストラン”なんてものもあります。
しかし近くにない場合が多いでしょう。
お肉を食べないためにお蕎麦屋さんに入ったとしても、ダシが‟かつおダシ”だったりして悩む方も多いようです。
大量に食べる必要がある
カロリーをオーバーするほど食べるのは大変と言いましが、逆をいうと十分な栄養摂取が難しいということ。
生の野菜は大量に食べたつもりでも栄養密度は低いです。
たくさん食べられる人でないと健康状態を維持するには調理を工夫する必要があります。
周りの人から理解されにくい
私はここが一番のデメリットではないかと思うところです。なんのダイエットでも人に強制することは良くないでしょう。
ただこの食生活を人に勧めると、勧められた側は「え?何かの宗教の話かな?」と思う人が多いようです。
宗教によって「豚肉を食べない」などは、宗教に詳しくない人でも結構有名な話だと思います。なのでそちらに関連付けてしまうのでしょう。
また、「お肉を食べれないならご飯に誘うのやめておこうかな」といった理由で誘われづらくなるということも少なくはないようです。
このダイエットをきっかけに、友人との距離が離れてしまう可能戦もあるということです。
こういったようにローヴィーガンをやり通すなら人に流されない強い意志が必要になると思います。
これもローフード?お勧め3選!
ダイエットを目的としなくても健康を考えてローフードを食生活に取り入れている方も多いです。
そんな中で私のお気に入りのローフードをご紹介します。
なんと!ローフードにはスイーツもあるんです。ダイエット中でもこういうものがあると嬉しいですね。
やはり真似しやすいのはサラダでしょうか。いろいろな種類が入っているので味が楽しめますね。
こちらはテイクアウトです。お土産に持っていったら喜ばれそうですね。
まとめ
- ローヴィーガンとは、生の植物に限って食生活をおくる人
- ローヴィーガンは牛乳・卵・ハチミツも食べないのでベジタリアンとは違う
- 生の野菜のほかにも果物やナッツ、48度以下で調理したものも食べられる
- ローヴィーガンによって美容的効果もありつつ、体重減少にも期待ができる
- ローヴィーガンをするなら強い意志をもち、工夫して続ける必要がある
どうですか?ローヴィーガンについて少しは理解ができたでしょうか。海外の方では何年も続けて美をキープしている人も多いようですが、
調べてみると日本では『1か月続けてみた』という短期間チャレンジをする人の方が多いように感じられました。
食生活を制限するということは、家族がいる方や、付き合いが多い方にはなかなか難しいことだと思います。
ローヴィーガンがダイエットに効果的なことは分かりましたが、ダイエットをするなら健康的に痩せて欲しいところです。
もし実践するなら体調に気を付けて、デメリットもあることを頭に入れた上で始めてくださいね。
一つのダイエット方法として是非参考にしてみてください。
コメントを残す