精神的にショックな出来事が起こり、体重が減少したことはありませんか。
私にはあります。眠れないほど悩んでいましたが、その時は全くおかしいと思っていませんでした。
それが恐ろしいことでもあると思います。病気の恐れも考えられるためです。
また今後、自分、もしくは家族や友人が精神的ショックを受け、病気になることも考えられると思います。誰しも起こり得るものなのです。
痩せてしまう原因と、どんな病気の恐れがあるか、その対策をご紹介いたします。
目次
精神的ショックとはどんな状態?
精神的ショックとは、ストレスフルな状態のことだと考えられます。ストレスを強く感じている人や沢山溜めている人を思い浮かべます。
現代、ストレスとはよく聞く言葉ですね。「ストレス社会」とも言われます。日常でもよく使われる言葉になりました。
よくあるのが、仕事や生活上の出来事や人間関係における問題によるストレスです。また思春期であること、育児のストレス等も挙げられます。
そのストレスによって精神状態が不安定となることが考えられます。
心理的、感情的、環境的、物理的な物による負荷や刺激が原因です。心理的なものに、恐怖・緊張・不安・悩みも当てはまります。
私は「気分の波が激しい」と言われたことがあります。
何事にも前向きに捉え、明るくエネルギーに満ちている時もあれば、
大丈夫な時もありますが、ちょっとした良くないことが起こると、先ほどまでの様子とは一変して、私も精神的に不安定になる時があります。
イライラしたり、取り乱したり、涙が出てくる時があります。
自信の無さや自己肯定感の低さやネガティブな考えによって、起こるものではないかと思っています。
「感情がない人よりは良い」と励まされたこともありますが、私には悩みの1つです。
この性格によって、周りに人に迷惑をかけてしまうのではないかと思うためです。
今では家族は「慣れた」とは言ってくれていますが、私にとってストレスは、排除したいものなのです。
生きているうえでは、何らかのストレスはかかりますので、そんな時はなるべく好きなことをしたり、ゆっくり休むようにしています。
また個人の性格や受け止め方よって違いはありますが、人が日常的には経験しない強烈で凄まじい体験によって、トラウマ(心的外傷)になることもあります。
このような体験をすると、様々な心身の不調が起こることがあります。重い心の傷になります。
精神的ショックを受けると人はどうなるの?
心と体は様々な反応を示します。原因が取り除かれないと、「症状」となって、心身に表れます。色々な病気まで引き起こす原因となるのです。
- 適応障害
仕事や家庭内でのストレス等で心身に何らかの症状が出て、日常生活が送れなくなることがあります。環境の変化に適応できないことも原因になります。
主な症状は、不安、落ち込み、不眠、焦り、怒り等です。
- 急性ストレス障害
生命の危機に瀕するような突発的な事故、災害、攻撃、暴力等の大きな心理的ストレスを直接的、または間接的に遭遇することによっておこる障害です。
主な症状として、フラッシュバックをしたり、落ち込んだり、楽しい気持ちや幸福感や愛情を感じにくくなります。また、解離性症状(ぼーっとしている、感情に乏しい)があるかどうかも判断基準になります。
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
急性ストレス障害の状態が続いたり重症化したりしたことが原因のことが多いです。
主な症状として、突然トラウマを思い出させる様な怖い体験を思い出す、不安、緊張、めまい、頭痛、眠れない等です。
私の精神的ショックな体験談
皆さんの中にも精神的なショックなことが出来事で、様々な症状を引き起こしたことがある人もいると思います。
私も長い人生ではありませんが、強いストレスを感じたことがあります。
私は強いストレスやショックな出来事によって、痩せたことがあります。その時は、周りに人達に驚かれました。
それは短大生時代です。進学によって、親元から離れ、初めての一人暮らしをしていました。
色々な苦難な出来事が起こったのです。
高校の時に仲良くしていた友人が同じ短大へ進学したので、始めの頃は仲良くしていました。いつも2人でいたことが多いです。
しかしある日、その友人がクラスメイトのある人と仲良くし始め、私は独りぼっちになってしまいました。
どうしてその友人が私から離れて、その人と仲良くし始めたのかは今でもわかりません。
ただその友人から冷たくされたり、嫌な言動をされたので、私もそのようなことをする人なら離れよう。と思いました。
それからはサークルが同じ人達と仲良くしたり、いつも1人でいた人と仲良くはしていましたが、不安定な人間関係でした。
そんな中、私は、無気力な状態になってしまいました。
夜もよく眠れず不規則がちな生活になったり、気分が沈んで元気がない状態になりました。
1番は食生活に影響が出ました。私が好きなことの1つ、料理が出来なくなり、きちんとした栄養が摂れなくなりました。
チキンラーメンばかり食べるようになりました。そのせいなのか、舌に白いポツポツが出ました。
今調べてみると、きっと口内炎で、原因は、ストレスや疲れ、免疫力低下、睡眠不足、栄養不足だったと考えられます。
私はその舌を見た時にはかなり驚いて、「栄養を取らないと、チキンラーメンじゃ駄目だ」と思い、また料理を始めるきっかけにはなりました。
私の中ではショックな出来事のうちの1つです。
それからは、なかなか深く付き合えるような人間関係の形成が難しくなりました。
また、恋愛も上手くいっていませんでした。
メールをしてもほとんど返ってこなくて、でも諦める踏ん切りがつかなくて、ダラダラとそんな状態を続けてしまいました。
今思えば、見込みがないなら、さっさと諦めれば良いものを、今では信じられないくらい、執着していました。
若さゆえのことかもしれません。
他には、学業不振です。勉強は一生懸命していましたが、追試になることが多かったのです。
レポートも上手く書けずに、先生に呼び出され、何度も書き直ししました。真面目に授業に出て、勉強もしているのに成績が悪く、辛かったことを覚えています。
今までの人生の中で挫折したことや辛かった時期が他にもありますが、その時は今より15kg以上痩せてしまいました。
量はそれほど多くはありませんでしたが、きちんと3食食べていたと思います。
朝食を食べられなかった日は、カロリーメイトを食べる等して工夫していました。
私の体験から、精神的ショックやストレスで痩せることは誰でも起こり得ることではないかと思います。
どうして痩せてしまったのか。
あの時、私はどうすれば良かったのか。
今だからわかることをご説明したいと思います。
精神的ショックで痩せるのはどうして?
身体や精神的にも参ってしまい、痩せる原因を引き起こすことがあります。
ストレスと体重は密接な関係があるためです。
食欲が無くなったり、消化機能が低下したり、食べているのに痩せてしまったりします。
私も短大時代は強いストレスを感じていたと考えられるため、どれも当てはまると思います。
料理をしなくなったことから始まり、食べたいと思わなくなった無気力な状態になり、たとえ食べても痩せていきました。
- 食欲が無くなる
ストレスは自律神経の交感神経を過剰に刺激し、満腹中枢の誤作動を引き起こします。
また血糖値とは、食事をとることで上昇するのですが、大きなストレスによっても上昇する場合があり、満腹だと錯覚することで、食欲が落ちてしまうのです。
私は短大時代、食べてはいましたが、「そんなに食べなくても生きていける」等と考えた時もあります。栄養は意識して、野菜は食べるようにして、野菜たっぷりの小さい鍋をよく作っていました。
今は肉や魚を食べることが大好きなので、今でも信じられない出来事です。
- 消化機能の低下
ストレスで自律神経のバランスが乱れます。そのことによって、胃腸の働きに不調が起こるのです。
胃のぜん動運動や胃液や粘液の分泌機能に悪い影響がでて、胃腸の機能低下につながります。
消化や吸収、排泄なども正常に機能しなくなります。
私は短大時代によく下剤を飲んでいました。胃腸の機能低下もあったのかもしれないです。
- 食べているのに痩せる
交感神経と副交感神経のバランスが乱れるために起こります。
それぞれ普段とは違う働きをしてしまうためです。交感神経が暴走すると、副交感神経が働きにくくなり、食欲があっても痩せてしまうのです。
私は短大時代、元気のある時は、鶏肉を入れた雑炊を作ったり、焼きそばが好きでよく作って食べていました。
しかし、痩せてしまったのには、交感神経と副交感神経のバランスが乱れていたためだと考えられます。
病気の恐れ
自分ではちょっとしたストレス、少し痩せたかも。あまり食べたくないな。といった軽い気持ちだと思います。
しかし、食欲不振にはいくつかの病気が隠されている場合があります。今回は主にストレスが原因と言われるものを2つご説明します。
気を付けましょう。
- 神経性食欲不振症(拒食症)
強い心理的ストレス、人間関係、自己実現、独立と依存の葛藤等発達上の課題に対してうまく対処できず発症する場合があります。
一時的なら多くの人が、食欲がなくなることは体験したことはあるかもしれません。
吐いたり、下剤や利尿剤の乱用によって痩せようとすることも拒食症の症状です。
- うつ病
うつ病とは、はっきりとした原因はわかっていませんが、過度なストレスがきっかけでなることもあります。
悲しい出来事だけではなく、嬉しい出来事や環境の変化から起こることもあります。
うつ病には心だけでなく体と双方に症状が表れます。
主な症状に気分の落ち込み、喜びや興味の減退、不安、焦り、意欲の低下があります。
体の症状としては、食欲不振、睡眠障害、疲労感、倦怠感、動悸、息苦しさ、口が乾く、集中力の低下等があります。
私も短大時代は両親から「少しおかしかった」とも言われています。
強いストレスにより、食欲不振ばかりを気にしていましたが、
下剤を飲んでいたことや、無気力な状態になっていたこと、睡眠がうまく取れていない状態、気分が沈んで元気がない状態だったことがあるため、
私は病気ににある一歩手前の状態だったかもしれません。
私は幸いなことに、地元の友人と電話で相談したり、先生とよく話をする機会があったり、両親がいたので、今があるのだと思います。
精神的ショックで痩せる現状の対策
精神的ショックで食欲が無くなったり、消化機能の低下で痩せないような日常生活を送ることが大切です。
現代は「ストレス社会」と言われ、生きているうえでは、何らかのストレスはかかります。
ストレスと上手に付き合う方法をみつけ、自分の日常生活や食事を見直してみるのも良いと思います。
ストレス解消法
1番に効果があるのは、ストレスの原因を解消することです。しかし、仕事や人間関係等なかなか解消するのは難しいもの。
そこで簡単にストレス解消が出来る方法をご説明いたします。
- よく眠る
質の良い睡眠はストレスを減少させ、副交感神経を優位にします。
血管が緩んで血圧が低下し、心身ともにリラックスした穏やかな状態になります。そして、強い心身を育みます。
短大時代は、学校には行っていましたが、夜はよく眠れず不規則がちな生活になっていました。交感神経が優位になりがちだったのかもしれません。
- 外に出て軽い運動をする
オフの日に外に出て体を動かすことがとても効果があります。平日だと脳は緊張状態なので、オフの日と、脳の心構えが全く違うのです。
運動することでお腹も減り、健康にも良いです。太陽の光を浴びると、癒しの成分セロトニンが脳から出て、リフレッシュにつながるのです。
散歩や軽いジョギング等の軽い運動をすることがポイントです。激しい運動だと交感神経が優位になってしまうためです。
セロトニンという物質は特に脳に良いと聞いたことがあります。太陽の光を浴びることでセロトニン合成が活発になります。
感情や気分のコントロールや精神の安定に効果があります。
私は就職浪人中の時があり、その時に母に毎日外で縄跳びをするように言われました。
私は家にずっといるのも嫌で、ダイエット効果も期待できると思って、縄跳びをしました。
運動には、このような効果があったとは意外です。確かに縄跳びをした後は、リフレッシュが出来ていました。
ストレス解消法は様々あるので、自分に合った解消法をみつけてみましょう。
ちなみに私が健康のために、今心がけていることが少しあるので紹介します。
- 朝散歩
太陽の光を浴びながら、時間に余裕がある時に、20~30分行っています。
昨日まで悩んでいたことのよいアイディアが浮かんだり、朝の気怠さが無くなったり、気分がすっきり、さわやかになります。
- 運動
家でDVDを見ながら行っています。ダイエットのために始めましたが、思いのほかリフレッシュ効果があります。
取り組む前は、面倒な気分になる時もありますが、終わった後はリフレッシュされ、その後の家事を取り組むのにも俄然やる気が出ます。
ストレス解消に効果があります。おすすめです。
消化機能をアップさせるための対策
ストレスは消化器官にダイレクトに悪影響を及ぼし、うまく消化できなかったり、食欲の低下につながります。
そんな時は消化に良い食べ物を食べることです。
私も胃腸の調子が悪い時には、お粥を食べたり、胃腸に負担がかからないようにしています。
よく噛んでゆっくり食べることも、負担の軽減になります。ゆっくり休むことによっても、次第に調子も元に戻っていくことにつながります。
また食べ物を美味しく食べるには、リラックスした状態がベストです。
味覚に大きな影響を与えます。視覚、嗅覚等、五感もフルに活用できるような食事を演出することも大切です。
まとめ
- 精神的なショックとは、ストレスがかなりかかった状態で、トラウマになったり、症状として心身に表れる場合がある
- 精神的ショックにより、食欲が無くなったり、消化機能が低下し、痩せてしまうことがある
- 痩せてしまうことには、いくつかの病気が隠されていることもある
- 精神的ショックで痩せる現状の対策として、ストレス解消や消化機能をアップさせることが必要
ストレスとは日常的によく聞く言葉ではありますが、強いストレスは心身ともに悪い影響を及ぼします。
いじめ、暴力、暴言、虐待等がいかに危険であることが分かります。
食欲不振も軽く考えがちではありますが、2週間以上体重の減少がある場合は、自分で解決することは難しいと考えられるので、医療機関を受診し相談してみましょう。
また自分に合ったストレス解消法をみつけ、ストレスを感じた時はもちろん、定期的に行い、心身ともに健康でいることを心がけましょう。
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