最近流行りの月曜断食ダイエット。
毎週月曜日だけ、食事を大幅に制限する方法です。
ところがその過程で、頭痛や便秘など体調不良を訴える人が続出!
しかも薬が効かないときた。
一体何が起こっているのでしょう?
目次
頭痛薬が効かない理由
そもそも断食によって体調不良が起きる理由はなんなのか。
そのメカニズムを調べてみました。
ズバリ。理由は、健康になりすぎることなんです。
断食を行うと、普段食べ物の消化に使われる酵素と言う物質が代謝を上げるために活動します。
その結果、代謝が上がり身体の細胞が生まれ変わったり修復されます。
また、断食を行うまでの食事で溜まっていた毒素や老廃物が外に排出され体の中がリセットされていきます。
しかし。
リセットされる過程で老廃物などが血液に押し流されるような形で一気に流れ出してしまいます。
そのため身体に一時的に毒素が巡るため体調が悪くなるのです。
これを好転反応といいます。
そうなると体が痛くなった時に使う頭痛薬が効かないのもうなずけます。
ただしコレは科学的根拠はないそうです。
そもそも好転反応は、東洋医学です。
東洋医学とは、限定的な地域で生まれた伝統医学を指します。
主にアラビア・インド・中国・モンゴル・韓国そして日本です。
漢方や針灸などもこれに該当します。
普段私たちが身近に聞く医療は西洋医学といいます。
東洋医学と西洋医学の大まかな違いは2つ
- 地域の違い
- 人は器官の集まりで出来ているため問題箇所を解決すれば治ると考えるのが西洋医学。人の一部分が悪い時は全身を整えればいいという考えが東洋医学です。
そうなると断食自体がそもそも東洋医学の一種だということが伝わってきますね。
頭痛以外にもある?症状と対処法
断食で起きる好転反応は頭痛だけとは限りません。
大まかには6つあります。
めまい
普段の生活でもめまいを起こしやすい人っていますよね。
その原因は主に無意識に緊張してしまった後に、解放され起こる血管の拡張が原因と言われています。
断食でも胃や腸の活動が一時的に緩やかになるため、血管が拡張されることで今まで巡っていなかった毛細血管に血が流れて、塞がるり起こります。
- 対処法
もし少しでもめまいを感じた場合は、横になって安静に過ごすことが大切です。
ある程度は時間の経過で自然と回復していきます。
もしなかなか回復が実感できないときは常温の水をコップ一杯ゆっくりと飲み、身体を暖かくしましょう。
胃の不調
普段から食べ過ぎや食べなさすぎ、もしくは深夜の夜食をする人に出やすい症状です。
胃のむかつきや吐き気・嘔吐に胃痛などです。
嘔吐してしまう原因は、老廃物などによって酸化してしまっている私たちの体が断食によってアルカリ性へと近づくことにより、酸性の強い胃液を出すためと言われています。
- 対処法
吐いたあとは症状が楽になる人が多く、時間の経過とともに改善されていきます。
もし胃に異変を感じたら、お腹を温めたり半身浴をするのがオススメです。
- 注意
もし嘔吐の時に吐血するようであれば、それは胃潰瘍などの病気である可能性が高いためすぐに断食をストップし医者の診察を受けましょう。
下痢・便秘
もともと腸が弱い人が成りやすい症状です。
下痢の場合は、食中毒による腹痛で無い場合や熱を伴なわない症状の場合はある程度は放っておく方がいいです。
時間とともに自然と改善していきます。
もし断食中に下痢になった場合は、熱がないか確認しましょう。
逆に便秘の場合は、断食の期間が長い場合にも症状があらわれます。
断食中は食事をしていないので、便が出ないのは普通の状態です。
- 対処法
辛さを感じる場合は早めに回復食を始めるといいでしょう。
どちらの症状もリセットする過程で身体に悪いモノが便として排出される過程で起きる症状だそうです。
脱力感
朝起き上がることができない。体に力が入らないなどの人は低血圧や貧血の人に出やすい症状です。
こう言う人はそもそも断食にはあまり向きません。
もし月曜断食でもこの症状が出る人は断食を断念するか、するにしても一食だけ抜くといった最小限のものにするのがオススメです。
原因はもともと血を運ぶ力が弱かったり、血自体が少ない人が断食を行うことでより活動がゆっくりになるため起こります。
- 対処法
朝起きぬけで力が入らなくなった場合は、布団をかぶり温かくして安静にしておきましょう。
軽度の場合は、梅干を食べたり少しだけ塩を舐めたりすると早くに症状が緩和されます。
汗や震え
低血糖の人に起こりやすい症状です。
普段よりも汗をかきやすくなったり、手が震えてしまう場合が主ですが希にだるさや眠気がある場合もあります。
原因は断食により糖質が制限され、体の糖質がなくなった時に脂肪を燃焼してエネルギーに変えるのですが、その変換がスムーズに行かない場合に起こります。
- 対処法
症状が出たら、酵素ドリンクやダイエットドリンクなどを飲んだりミネラル分を含むモノを少量摂取するのがオススメです。
頭痛
タイトルでも出てきた頭痛。
原因はめまいと同じく血管の拡張によるものです。
違う部分は血流がよくなることで今までせき止められていた発痛物質と言うものが神経に反応を起こすことによって発症します。
血液が普段ドロドロだったり、脳梗塞が進行している人に起こりやすいそうです。
- 対処法
対処法はほとんどめまいと同じなのですが、頭痛の場合は頭皮マッサージをするのもオススメです。
有名なのですと両指を耳の後ろ側から頭皮を抑えるようにして前後に揺らす方法です。
私は小学生の頃、カツラごっこと称してよくよくやっていたので、まさかマッサージとして効果があるとは知りませんでした。
月曜断食の日に症状が出るとは限らない
今までは断食中に起きた場合を想定して症状の説明をしてきました。
しかし好転反応は、断食中に症状が起きるとは限りません。
むしろ個人差はあれど2~3日後に現れやすいと言われています。
理由は断食を行うことで働きがゆっくりになり脂肪を燃焼し始めるのにそれくらいの期間を要するからです。
その燃焼によって脂肪に含まれていたいろいろな物質が血液に流れるため、ダイエット効果の高まりとともに好転反応が現れやすいのです。
ですので月曜断食を行った人はその日だけではなく、他の日でも体調の変化に少し気にかけておく方が◎
まとめ
聞きなれない好感反応と言う言葉に私自身驚きの連続でした。
今回のまとめ。
- 老廃物を体から追い出すために一時的に体調が悪くなる。
- 好感反応は頭痛以外にもあり。しかし慌てず対処すれば大丈夫。
- 断食当日だけでなく2・3日後も様子を確認する。
体調が悪くなるのはデメリットに感じるかもしれませんが、実は自分の弱い部分を知ることができると言うメリットもあります。
弱い部分を断食日以外で改善していけばデメリットの軽減にもつながり、さらなる健康を得ることができるはず。
焦らず挫けず、マイペースに取り組んでみましょう。
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