皆さんは成田山新勝寺の断食修行というのをご存じでしょうか。
断食修行に行って5キロ以上痩せた方や、リフレッシュができた、という声も聞いたことがあるのではないでしょうか。
ただ長く食事をとらずに、お寺に入るのは辛そう、すごく厳しそうと思いますよね。
そこで今回は、成田新勝山の断食修行について紹介したいと思います!
とてもよかったと、リピートしている人もたくさんいるので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
目次
成田山新勝寺の断食修行って何?いくらかかるの?
成田山新勝寺は平安時代に開山されたとても歴史のあるお寺です。
この成田山新勝寺の断食修行は、断食参籠道場で2泊3日から断食修行を行うことができます。
費用は、2拍3日で灯明料・寝具使用料として5000円。
4日目以降は追加1日につき1000円ずつ加算され、最大で6泊7日まで泊まることができます。
また、藤倉クリニックという診療所で診断書をもらわないと断食修行ができないため、診療所で診断書をもらう必要があります。
そこでの診断料金が3330円程度であるため、合計すると2泊3日で8330円です。
ここは江戸時代から断食や水行の修行を受け入れていたらしくて、二宮金次郎が三週間断食を実際にしたそうです。
また歴代の市川團十郎も修行を経験しているのだとか。
お寺での断食と施設の断食の違い
断食が行える場所としては、お寺と施設の2種類があります。
施設の断食は美容やダイエットを目的とされていることが多いです。
断食の施設では、野菜ジュースやデトックスができるハーブティーが用意されていたり、軽くシャワーも浴びられたりと快適に過ごすことができます。
ただ、成田新勝寺などの、寺の断食修行の目的は、強い信念を持つ心と身体の鍛錬のためです。
そのため、挨拶ができないと叱られたり、持ちもの厳禁なものを持っていくと叱られることも多くあります。
おもてなしをされると思って、成田山新勝寺の断食修行にいくのはやめておきましょう。
”己を鍛えに修行しよう”という気持ちで臨むといいと思います。
叱られるのかな、と思うと私も怖いなと思うのですが、自分が正されると思うと若いうちに一度は行っておきたいという気持ちになります!
成田山新勝寺の断食修行で用意するもの・持ち込み厳禁なもの
成田山新勝寺の断食修行は、いちど電話で予約を入れて、自分で持ち物を用意し、当日集合します。
持ち物は以下の通りです。
□ 目覚まし時計
□ ボールペン
□ ノート
□ 保険証
□ 着替え (普段着)
□ タオル
□ 洗面用具
□ 歯ブラシ
□ 仏教関連本
□ 傘
□ 6000円(お釣りなし)
□ 健康診断料(3330円)
基本的に寝具と寝泊まりする場所を貸し出すような形になります。
また持ち込み厳禁なものもあります。
パソコン・スマートフォン・音楽再生機器等です。
ここでの断食は、デジタルデトックスも目的としているので電子機器を触ることは禁止です。
今は多くの人がスマホが手放せなくなってしまっているので、強制的にそういったものと距離をとるのは、すごくいいことかもしれないですね!
ただ、断食に行く前に、重要な連絡が途中入らないように準備が必要です。
断食修行の一日のスケジュール
断食初日は、8時に藤倉クリニックで健康診断をして、9時までに入堂するようにしましょう。
そして二日目以降のスケジュールは以下の通りになります。
Am 4:00 起床
4:55 健康チェック
5:30 朝護摩の祈祷に参加
14:55 午後の健康チェック
15:00 お夕勤行(お坊さんからお経の解説を受けたり、仏教心得を学ぶ)
22:00 消灯
5:30から行われる朝護摩は、お坊さん全員が必ず参加する毎朝恒例の祈祷のことです。
つまらなそう…と思うかもしれませんが、お坊さんの装束も本堂の内装も美しくて、感動する人が多いみたいです。
日常では経験できない日本の文化に触れあえることも、成田山新勝寺の断食道場の魅力かもしれませんね!
スケジュールはこのような感じになっていますが、気が付きますでしょうか。
暇な時間がものすごく多いのです…。
終日布団は敷きっぱなしでいつでもごろんと昼寝できる状態なのだそうですが、空腹の中何もせずに耐えられるのか…と思いますよね。
ただ本当にすることが何もないというわけではなく、以下のことは希望によりやっていいことになっています。
・写経(一回まで)
・座禅(数息観)作法
・読書(仏教関連)
・成田山境内の散策
成田山公園は165,000㎡の広大な森林公園。ゆっくり散策しながら一周していれば60分ぐらいあっという間に立ってしまいそうですね。
この散策は、空気がとてもおいしく、鳥のさえずりも聞こえてきて、とてもリラックスできると好評なので、日々のストレスが解消できそうですね!
風呂禁止?成田新勝寺の断食修行のルール
お寺ということもあり、成田新勝寺の断食修行にはルールがあります。
①18:00 からは、参籠道場(寝泊まりする部屋)からの外出禁止
②修行中の飲食は水のみ(ただし湯のみ20杯程度は飲むこと)
③入浴は体力が失われるので禁止
④初参加の人は最後に原稿用紙一枚分の感想文提出
修行ということもあり、厳しい感じがしますね。
ただ私もそうなのですが、お菓子を食べながら夜更かしをしてしまったり、長時間スマホを眺めてしまうことってありませんか?
小さい時は、親が注意してくれましたが、大人になるとそうはいきません。
日々の疲れやストレスを発散し、己を強くするためであれば、この強制力はとてもありがたいものに感じてきますね。
まとめ
- 断食は2泊3日から最大6泊7日まででき、費用は8330円~
- 強い信念を持つ心と身体の鍛錬のために行う
- 入浴は体力が奪われるため禁止
- デジタルデトックスをするために、電子機器の使用厳禁
いかがでしたでしょうか。
一見すると、スマホなども触ることができずに退屈で苦痛な時間になるのではないかと思います。
ただ私たちは日々、様々なことに体力を使い、食べたいものを食べ、パソコンやスマホを触っています。
その日常から離れ、お坊さんのありがたい言葉を聞き、自分を見つめなおす時間を作ることは、人生においてとても大切なのではないでしょうか。
実際に、リピーターも多く、2ヶ月前から予約スタートなのですが、GWの前は2ヶ月前でも電話がつながらない状態みたいです。
断食を乗り越えた先に何が得られるのか気になりますね。
是非あなたも試しに行ってみてはいかがでしょうか。
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