あなたは、月曜断食と断食の違いを知っていますか?
断食をはじめてやっと体重が減った。と思ったら、また逆戻り…
それもしかしてソレ体脂肪の問題かも…
体脂肪率が下がらなければ体型に変化が出ないし、体重は数日で元通り。
今回は月曜断食と断食の違いやそれによって変わる体脂肪の関係性について調査しました。
この記事を見れば、月曜断食と断食どっちがあなたに向いているのかがわかります。
そもそも体脂肪率ってなに?
よく耳にする体脂肪率。
目標や基準としてよく出る数値ですが、実際はどういった数値なのか気になりますよね。
ざっくりと説明すると、私たちの身体は水分・筋肉・脂肪・骨などでできていますが、体脂肪率とは体重に占める脂肪の割合のことをいいます。
そう聞くと不必要なものに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
体脂肪は、内臓を保護・体温の保持・ホルモンの働きを保つ・皮膚への保湿などがあり健康には欠かせない働きをします。
じゃあ一体私たちの体重や体型保持を邪魔しているのは何なのか。
実はそれ、体脂肪の蓄積している場所に原因が隠れていたのです。
体脂肪には蓄積する場所によって種類があります。
大まかに分けると、2種類が存在します。
皮下脂肪
1つ目は皮下脂肪(ひかしぼう)です。
皮膚と筋肉の間に蓄えられる脂肪のことです。
寒さや衝撃など、外の刺激から守るクッションの役割を果たしています。
また男性と比べ女性の方がつきやすいとされていて、一度身体につくと落としにくいともいわれています。
女性は妊娠や出産をするため、子宮などの臓器を保護するために多く蓄えられるようになっています。
赤ちゃんのベットがフカフカになるために必要なんですね。
しかし多すぎると、膝や腰などに負担がかかり、さまざまな疾患の原因になります。
内臓脂肪
2つ目は内臓脂肪(ないぞうしぼう)です。
内臓脂肪は胃・腸・肝臓など内臓のまわりに付く脂肪のことです。
お腹をつまんでみて、脂肪をつまむのが難しく、痛みを感じたらそれは内臓脂肪の可能性が高いです。
また、お腹がぽっこり出ている場合も内臓脂肪がついているのが原因の可能性大です。
また、内臓脂肪の恐ろしいところは、血液にさまざまな影響を及ぼすことにあります。
内臓脂肪がつきすぎてしまうと、 血液中の糖分を上昇させ血糖値を上げたり、血圧を維持できなくなると血圧上昇の原因になったりします。
また、血液の中の中性脂肪やコレステロールを増やしてしまうなどの可能性があるため健康被害の原因になるのです。
断食と月曜断食の違い
体脂肪について把握したところで改めて断食と月曜断食について解説していきます。
どちらも一定期間食事を抜くことに変わりはありません。
重要なのは前後の期間にあります。
断食
通常は1週間ほどかけて食事を減らしていき、3日~1週間ほど食事を制限します。
その後また1週間ほどかけて胃を慣らしていき(回復食)、通常の食事へと戻していきます。
長い人だと慣らしに1ヶ月。断食期間1ヶ月。回復食1ヶ月。と言う長いスパンで行う人もいます。
メリット
- 一気にリセットできる。
断食の最大のメリットはその効果の明確さにあります。
減量に始まり、デトックス効果・肌の回復・脳の活性化などたくさんの効果を一度に手にする事ができます。
- 一度でいい。
長期的なスパンではあるもののその期間を超えれば元の生活に戻れるのは高い魅力です。
デメリット
- 反応作用が起きやすい
好調になる前の前兆として身体に不調が起きる反応作用。
一気にすべてを改善できるからこそ付きまとう問題です。
- その後の食生活によるリバウンド
一度はリセットした身体。
しかし気が緩んでしまい、そのまま暴飲暴食を行うと簡単にリバウンドしてしまうのが辛いところ。
月曜断食
月曜断食は1週間のルールを決めて1日だけ断食を行います。
よく耳にする方法だと、月曜日は断食。火曜日~土曜日は良食。日曜日は美食。と言うルーティーン。
こちらの場合は、「継続は力なり」という言葉がふさわしく1週間サイクルをどれだけ続けられるかが重要になります。
メリット
- ある程度娯楽としての食事を残せる。
お酒や脂の多い素材(肉や乳製品など)を気兼ねなく食べられる期間(美食)がある。
食べるときの罪悪感がなくなり「明日(月曜日)がんばろう」と前向きになることができるので、情緒にもいい影響があると言えます。
- 生活サイクルが正常になる。
1週間のサイクルを長く行うため、日常生活にメリハリがつきます。
そのため体内時間による睡眠や空腹をある程度コントロールできます。
デメリット
- 効果が出るのが遅い。
短期間のスパンで繰り返すので、どうしても数値や見た目に出るのが遅い。
飽き性の人だと効果が出る前にやめてしまう人が多いのもこれが原因。
- 1日(月曜日)の断食が辛い。
人間は良くも悪くも慣れる生き物です。
通常の断食のように長期的な期間であれば3日もあれば慣れる人が殆どです。
しかし、ある程度生活のサイクルが出来ている中での1日は過酷です。
その1日をどう過ごすかで全てが決まると言っても過言ではありません。
(月曜)断食と体脂肪の関係性
(月曜)断食と体脂肪。別々の内容の話をしてきましたが、ここからが本番です。
改めて、どういった関係にあるのか。
どうすればいいのか、気になりますよね。
ポイントは食事習慣です。
体脂肪が増える原因は、食べ過ぎにあるのは皆さん言わずもがなだと思いますが、実はそれ大雑把な回答なんです。
前述で話したとおり体脂肪には2種類あります。
皮下脂肪と内臓脂肪。どちらも同じ原因ではないのです。
皮下脂肪はエネルギーの取りすぎ。内臓脂肪は栄養の摂り過ぎによるものなんです。
「それって同じじゃないの?」と思った方へ。
全然違います。
わかりやすく。車で例えるといいでしょう。
エネルギーは人間が活動を行うために必要な物。
いわばガソリンの役目を果たしています。
コレがなければ私たちは指1本として動けないのです。
次に栄養です。
栄養はたくさんの種類が有り、総称して栄養素と呼ばれます。
栄養素は人間の体の筋肉や脂肪、骨などを構成する元です。
車の部品の材料なのです。
材料が無ければ部品は生れず、車は存在できません。
人間も同じで、存在することができないのです。
ガソリンと材料。この2つがあるからこそ、車は走れるし、私たちは生きていけるのです。
ですが、摂り過ぎはいけません。
月曜断食と断食では、この違いが全てを左右するのです。
結論からいいますね。
月曜断食はエネルギー制限・断食は栄養制限が得意なんです!
これはどういうことなのか。私も知った時は驚きました。
(月曜)断食が体脂肪を下げると言うのはうっすらと耳にしたことはあるものの、それがどういうことなのかさっぱり理解できていなかったのです。
人間の身体は、本当に良くできています。
脳が判断して不要なものを早く消費し、必要なものを優先的に取り込もうとするのです。
月曜断食では、前日に美食を楽しむことによりエネルギーをしっかりと摂取した状態で食事をストップすることになります。
そうすると体はまず、エネルギーの過多を感じ取り早く消耗しようと働きます。
少し空腹なくらいが集中力が増す。と言うのはコレが理由です。
次に脳は栄養素が足りていないことに気がつきます。
ですので摂取するために、空腹を知らせてくるのです。
コレが長期的な断食よりも月曜断食の方が空腹を感じる原因でもあります。
一日の断食が終わり、翌日からは良食(健康バランスの取れた食事)が身体に入ると脳は待っていましたと言わんばかりにエネルギーよりも先に足りない栄養素を補っているのです。
この働きのおかげで、エネルギーの溜めすぎを防いでくれるのです。
では、断食ではどうなっているのか。
断食では、前段階から最低限の食事へゆっくりとシフトしていきます。
その事により栄養素が十分に取れた状態で食事をストップします。
そうすると脳は多くとっているものは無い。と判断します。
ですので初めのうちは問題なく働きます。
しかし日付がたつにつれて、エネルギーの不足をキャッチし始めます。
そうすれば先程と同じように空腹を伝えてきます。
甘いものが食べたい。お肉が食べたい。と考えるのも頷けます。
しかし断食は長い。
そのため脳はある程度、空腹を知らせると次の段階へとシフトチェンジしていきます。
それは、エネルギーの消費を抑えようと働くのです。
この働きの影響によって好転反応への対処が遅れ、痛みなどを伴う事があるのです。
長い絶食を終え、翌日からは回復食が徐々に身体に入っていきます。
そうなればこっちのもんとばかりに脳は不足したエネルギーを少ない食事から摂取しようとします。
そのため、栄養素が後回しとなるため栄養過多を防いでくれるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたの脂肪は、つかみやすいですか?つかみづらいですか?
その(月曜)断食は、あなたに合っていましたか?
今回のまとめはこちら。
- 体脂肪率とは体重に占める脂肪の割合のこと。
- 体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類ある。
- 月曜断食と断食の違いは前後の期間にある。
- 皮下脂肪はエネルギーの取りすぎ。内臓脂肪は栄養の摂り過ぎが原因。
- 月曜断食はエネルギー制限・断食は栄養制限が得意。
あなたに必要ないのはどっちかわかりましたよね。
ここを間違っていると逆効果になってしまいます。
今こそ、自分の脂肪と向き合って効果のあるダイエット生活を送りましょう!
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